● プランがまとまれば基本設計図書を作成しましょう
〇基本設計とは
基本設計とは、実際に詳細な設計をする前の、建築主様の要望を大まかにまとめた設計図書で、この様な家が欲しいと第三者に意思表示する為に用いる設計図書です。
基本設計で、工務店さんに概算見積もりを出してもらったり、銀行のローン申し込みに用いたりします。
〇概算見積もりが作れる
基本設計図書を工務店さんに渡すと、概算見積もりを出してくれます。概算見積もりは、その工務店さんが 、以前に同様な建物を建てた経験から、凡その工事費を算出した見積書です。概算見積もり書は、詳細見積もりと異なり、工事を請け負う事を約束するものではありませんが、資金計画を立てるのに重要な見積もりです。
〇住宅ローンの申し込みが出来る
基本設計図書と、概算見積もり書があれば、住宅ローンの仮審査を受ける事が出来ます。土地の購入だけであれば、土地の情報だけで構いませんが、土地代と建設費の両方をローンで組む場合、建物にどれほどの価値があるモノか、この書類が無いと査定が出来ない為です。
〇基本設計の費用
一般的な住宅であれば、基本設計は5万円程度必要です。基本設計費用は、設計監理契約頂けましたなら、その分を割り引きいたします。
また、基本設計を納得いくまで何度繰り返しても、初回の5万円だけで、回数に制限はありません。
〇設計監理契約とは
ローンの仮審査にパスすれば、設計事務所と設計監理契約を結びます。
設計監理契約とは、建築主様と設計事務所が行う契約で、建物が実際に建てられる様に所轄官庁や検査機関と協議を行い許認可を下ろす作業や、建築主様の要望通りの家を、詳細に渡り、見積もり出来るように、実施設計図書を作成したり、その建物が、要望通りに建っているか、工事中の現場を見て、工務店を監理したりする費用の一切を含みます。
建物を建築主の立場から監視するのが、設計事務所の仕事です。裁判に例えれば、建築主の利益を守る弁護士の様な存在です。
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