●新築住宅と諸費用

住宅を新築する場合、工事費用以外にも諸費用と呼ばれる費用が発生します。一般的に諸費用は土地購入費+総建設費の1.5割程度と云われていますが、主な諸費用をご紹介します。土地と建物で4000万円の物件となれば、600万円程の自己資金が必要となります。
建売住宅や、マンションを購入する場合、ローンが下りればすぐに購入出来ますが、建築家との家造りになりますと、工事期間中に工事費の支払いが発生します。通常は契約時・上棟時・大工工事完了時・竣工時の4回払いが多い様です。その4回払いに対しては住宅ローンは使えません。住宅ローンが実行されるのは、建物が完成して抵当権が設定されてからです。
その為に、繋ぎ融資を受ける必要がありますが、つなぎ融資は、短期で借りる為、住宅ローンよりも利率が高いのが一般的です。
諸費用の中には、この繋ぎ融資の利息も含めて考えておかないと、資金計画に狂いが生じます。
その他、諸費用の中には、通常建築工事に含まれない、照明器具・空調機器・カーテン・ネット回線引き込み工事等々も見込んでおいた方が良いかと思います。
ケースバイケースですが、引っ越し費用や仮住まいと云った、費用も諸費用として考えておくべきでしょう。
工事費用以外に必要な諸費用
  1. 土地契約手付金=土地売価の10%  
    1000万円の土地であれば、100万円の手付金が必要です。手付金は残金決済時に、購入費に充当されますが、手持ち金で用意する必要があります。
  2. 土地仲介手数料=土地売価の3%+6万円
    仲介業者の報酬金です。1000万円の土地であれば36万円です。
  3. 土地売買契約書の印紙代=5,000円
    軽減措置(H32まで)により、500万円を超え~1000万円以下は、5000円。1000万円を超え~5000万円以下は10,000円
  4. 土地の登記費用=土地売価の1.5%
    土地代が1000万円であれば、150,000円
    数年おきに料率が変動します。
  5. 司法書士手数料=概ね50,000円
    司法書士の報酬です。
  6. 設計・監理費=160万円~
    費用の詳細は、下に別表にしてまとめてあります。
  7. 水道分担金=0~数十万円
    土地に水道管の引き込みの有無や、行政の方針により、異なります。
  8. 地鎮祭費用=50,000~60,000円
    設営費は工務店持ちで、神社に関する費用は施主持ちが多いです。
  9. 上棟費用=100,000円程度
    祝儀と宴会費用込みでこの程度は必要です。
  10. 表示登記料=80,000円前後
    登録免許税は不要です。
  11. 保存登記=150,000円+登録免許税
  12. ローン契約書印紙代=20,000円
  13. ローン保証料=35年返済で100万円当たり21,000円程度
  14. 団体信用生命保険料=15万円程度。毎年返済金額に応じて更新
  15. 火災保険料=数万円。数年ごとの更新が必要
  16. 抵当権設定登記費用=約10万円
  17. つなぎ融資利息=数十万円

●新築住宅やその他の設計費用

岡田一級建築士事務所の設計料
  1. 住宅相談  
    費用:無料
    ★メールや電話で新築・リフォーム相談を実施。手紙・FAXによる相談も受け付けています。返答はメールまたはFAX

  2. 土地や建物の調査
    費用:奈良・大阪は無料。京都市以南・神戸市以東は10,000円。その他関西地区は20,000円。
    設計監理契約頂けましたら返金致します。
    ★気になる土地や建物を一緒に見に行ってどの様な建物が可能かご提案いたします。

  3. 建築プロデュース
    費用:10,000円/月
    ★家造りの失敗のほとんどは決定ミスから始まります。土地選び、設計依頼、施工者選び、材料決めなど、マイホーム造りは様々な決定を繰り返しますが、大きな買い物ですので間違いが許されません。
    家造りを思い立った時から竣工(しゅんこう)にいたるまで様々な決定に専門家として適切なアドバイスを致します。
    設計監理契約して頂ければ無料です。

  4. 木造住宅簡易耐震診断
    費用:50,000円
    ★地震が発生した場合、家のどこが弱点なのか、どう補強すれば効果的かをアドバイスします。
    9割程度を助成金でまかなえる自治体もあります


  5. 増改築設計・監理
    費用:500,000円~
    ★耐震改修だけでなく、模様替えなどのトータルリフォームができるよう図面を作成、図面通りに仕上がっているかをチェックします。
    工事内容により耐震改修工事費助成金を活用出来ます。

  6. 新築住宅設計監理
    費用:1,600,000円~
    ★多くの設計事務所は、建設費の10~15%程度を設計費用として請求します。建設費が高くなれば設計費も上がるので、弊社は建設費に左右されない施工規模に基づく設計費用を割り出しています。
    新築住宅設計見積もり例
    建物の延べ床面積で 設計・監理料を決めています。(消費税込み)
    条件:木造軸組み工法。床面積の過半が住宅であるもの。
    費用には建築確認申請費及び、長期優良住宅申請又は住宅性能評価の取得費用も含みます。
    100㎡未満:1,600,000円(一律)
    100㎡~200㎡未満:1,600,000円+100㎡を超える床面積(㎡)×12,000円
    200㎡以上:2,800,000円+200㎡を超える床面積(㎡)×7,000円
    (例)120㎡なら1,600,000円+20×12,000円=1,840,000円

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