● 初心者の為の土地探し講座2【土地を探すための条件整理】
§1まず目を肥えさせる
土地選びは日ごろから、土地に対する目を肥やす事が大切です。
誰もが良いと思い、値段も格安な土地は、絶対にありません。あれば、市場に流通する前に業者間で取引されてしまいます。
素人さんには回って来ません。
お金さえ出せば、良い土地は手に入りますが、土地ばかりに予算は掛けられません。
どこかで妥協が必要になります。
その妥協が、日ごろの目を肥やす訓練が無ければ中々出来ないのです。
目の前に「これは!?」と思う土地が出てきても、目が肥えてなければ踏ん切りがつきません。
あれやこれや不満な部分を探し出して、躊躇する様に心が働きます。
最初は些細な事と割り切っていたものが、だんだんと大きな問題に思えてきて、その土地の致命傷の様に感じ始めます。ぐずぐずしているうちに、誰かに先を越されてしまうと云う体験をします。
逃げた魚は大きいもので、逃がした土地よりも良い土地が見つからず、益々買えなくなって行くと云う悪循環を繰り返す様になります。
そうならないために、日頃からどんどん目を肥やす訓練をしましょう。
§2土地購入のための条件整理
繰り返しますが、土地に格安物件はありません。みんなが欲しがる土地は相場原理が働いて高くなります。安い土地には何某かの問題点があります。
しかしその問題点は世間一般の人の問題点であって、貴方の問題点ではありません。
世間一般でよく敬遠されるとちは、下記の様な土地です。
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1、駅から遠い
2、道路状況が悪い
3、前面道路が狭い
4、高い建物や工場・畜舎の隣地
5、変形敷地
6、間口が狭い
7、狭小地
8、学校が遠い
9、買い物が不便
10、斜面地
11、道路と宅地に高低差がある
12、見晴らしが悪い
13、駅やバス停まで坂道が続く
14、人気の無い地域・地区
15、成熟した町並みでよそ者が入り難そうな地域
16、都心まで90分以上電車に乗る
17、南側が高い・建物が建っている
18、家相・風水上良くない
19、陽が当たらない
20、インフラが整備されていない
21、事故物件
22、近くに活断層がある
しかし、自分は気にしない。家族は困らない。と云う条件があるはずです。
それらを探して、自分たちならこれは許容できると云う項目を探すのです。
ポイント!
自分たちにとって重要でない土地の欠点を、土地を見つける前に決めておかないと、良い土地が見つかった時に、とても重大な欠点に思えてきます。
次に、これだけは譲れない条件を書きます。どうしてもこの条件は守りたい、守らなければ自分の理想が叶わないと思うものです。
ポイント!
これも決めておかないと、良い物件が複数見つかった場合に、気持ちがぶれます。気持ちがぶれてしまうと、もう土地は決められません。
§3土地を探してみる
一昔前の土地探しはもっぱら新聞のチラシでした。最近はインターネットの方が、早く情報が集まります。チラシやネットに記載されている不動産屋さんに直接電話して、物件が出回ったら連絡してもらう方法もあります。放っておいても買い手がつく物件は、市場に流さず買主を待つ場合もあるからです。
色々な情報を集めて、目を肥やして市場の相場を感覚で掴んでください。
それが本格的な土地探しの第一歩です。