● 実際に建てる初心者の為の土地探し講座4【土地を見るポイント】
資料が送られて、良いと思った土地は事前に見に行きます。その時の見るポイントをガイドします。
その土地の見方
1 敷地境界線がはっきりしているか
敷地境界には通常コンクリート杭、金属鋲、赤ペンキ等で境界が明示されています。
境界が明示されていなければ、後々境界線を巡ってトラブルの種となりますので、必ず確認して下さい。
2 側溝形態がはっきりしているか
側溝が無くても、法的には問題ありませんが、実生活で排水をどうするか、道路の雨水が敷地内の入り込まないか、等々の弊害が発生しますので、側溝形態の確認も重要です。
3 汚水桝・雑排水桝・雨水桝・給水引き込み・ガス引き込みがチラシ通りか
ライフラインは家を建てる上で重要です。水道管や配水管が引き込まれていなければ、費用を出して引き込まなければなりません。これも確認することが重要です。
4 電柱・道路標識・ゴミ回収位置等建築に支障のある施設はないか
人の出入りや車の出入りに支障となる障害物が敷地内または接道する道路敷きに無いかの確認も必要です。あっても支障なければよいのですが、ないに越したことはありません。電柱等に接近して建物を計画してしまうと、盗難等の危険が増します。
付近の環境として
1 近隣から日影の影響をどの程度受けるのか
南側に建物が建っていれば、想像はつきますが、建物が建っていない場合、日影を想像するのは結構難しいものです。南側が道路や川、公園といった都市施設でないかぎり、建物が建つと考えた方が無難です。
2 風向きにより異臭を放つ施設はないか
畜舎・工場の類が付近にあると風向きによって臭いが流れてきます。敷地だけでなく付近にも注意をはらいましょう。
3 週変化・日変化により騒音を出す施設はないか
休みの日だけ見に行くと、平日の様子が判りません。特に工場地帯だと日曜日は休みですから、静かに感じますが、平日は激しい騒音に見舞われると言うこともあります。
4 買い物は便利か
買い物は平行移動で済ますのが理想ですが、坂の多い街ですとそれも叶いません。そんなときは商業施設が坂の上にある方が楽です。手ぶらで坂を上り買い物を下げて坂を下りる方が楽だからです。
以上の様な事に注意して土地を見れば、今まで見えなかったものが見えてくるはずです。
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