● 維持管理性能

維持管理等級とは排水管・給水管・ガス管の全面的な交換が必要となるまでの 期間内に実施される点検・清掃・補修のし安さをいいます。これも必須項目です。

等級3
イ 配管をコンクリート内に埋め込まない(基礎立ち上がり貫通部を除く)
ロ 地中埋設管上にコンクリートを打設しない(外部土間コンを除く)
ハ 排水管に掃除口又は清掃出来るトラップを設置する
ニ 設備機器と給排水管の接合部が隠蔽されている場合、点検清掃の 出来る開口を設置する

等級2
イ 配管をコンクリート内に埋め込まない(基礎立ち上がり貫通部を除く)
ロ 地中埋設管上にコンクリートを打設しない(外部土間コンを除く)

等級1
等級2に満たないもの。

となっています。
給水管は、HIVP管が主流ですが、最近ではポリエチレン管を用いたヘッダ方式による施工が普及しています。
排水管は熱湯を流したりすれば、耐熱ビニル管を用いないと垂れ下がって しまい、逆勾配になる恐れがあります。
給湯管は断熱被覆した銅管では、継ぎ手がハンダで止める為、継ぎ手 部分に熱湯が流れた時、膨張応力が集中します。ここがコンクリート内に 埋設されていれば、自由に動けず膨張収縮を繰り返す内に破断してしまい ます。私も一度マンション現場でこの手の事故を経験しています。
最近はポリエチレン管をヘッダ方式による接続が増えています。
ガス管も、ライニング鋼管から樹脂系の管に変わり、電食(イオン化傾向 により水に触れると腐食していく事故)の心配は無くなって来ていますが ガス業者の、責任施工の色合いが強いので逐一打ち合わせをしながら工事を 進めるのが一般的です。

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